
G`DAY Daichiです。
今回は、たまたまキャンプ場を探していたらたどり着いた、独立国家のハットリバー公国(Principality of Hutt River)について紹介していくよ。
僕たちがキャンプ場を探す際に使っている「Wiki Camps」で「ハットリバー公国」を見つけた時、まさか、オーストラリア内に他の国が存在してるとも思わず、ただのキャンプ場の名前としか考えてなかったw
ハットリバー公国とは
Wikipediaによると、下記のように記されているよ。
ハットリバー公国(Principality of Hutt River)は、レオナード・ジョージ・ケースリー(Leonard George Casley)が独立国と主張する、オーストラリア大陸西部の広大な小麦畑を中心とした地域である。
国が作られたきっかけ
1969年10月、農場経営で生活をしていた初代キングのレオナードさんは例年通り、政府からの大麦の買い入れを待ち構えていたところ、政府から大麦買入量の削減が発表され、レオナードさんや多くの農家が窮地に至った。
レオナードさんは農家の生活のためにも、政府に猛抗議を繰り返したが、政府はそんなレオナードさんの動きを封じ、彼の土地を買い上げようとまでした。
最終的に、自らの土地を確保する最後の手段として、オーストラリア政府、西オーストラリア州政府、英連邦政府から独立した国家形成が必須であるという結論に達し、1970年4月に独立宣言書を各政府に提出して、独立国家になった。
大きさ
面積にして75㎢(日本の三宅島の大きさ)
人口
30人
財源
農業、切手、コイン、観光
年間観光客
10万人(日本人350人)
場所
パースから車で約6時間ぐらい。ピンクレイクで有名なHut Lagoon(ハットラグーン)からは30分ぐらいの場所にあるよ。
ハットリバー公国に行くには、舗装されていない道路を走っていくけど、カローラでも余裕で走ることができるから安心していくことができるよ。
たまにカンガルーやウサギが出てくるから気をつけてね。
時間
オフィスの空いている時間が午前9時から午後4時までだったので宿泊する場合はこの間の時間で行くようにしてね。
設備
オフィス

政府のオフィスと郵便局が一緒になっていて、ここで国王自らパスポートに入国スタンプを押してくれるよ。
オフィスの中には、ハットリバー公国の切手やお土産が売られていたり、世界のお金がたくさんケースにはいっていたよ。

史料館
オフィスの向かいにある史料館には、訪れた人々が置いていった各国のお土産や、ハットリバー公国にまつわるものがたくさん展示されていたよ。

教会

教会の前には、2019年2月に死去した、レオナード1世とプリンセスの石碑が建てられていたよ。
キャンプサイト

キャンプ使用料は、1人1泊5ドル。キャンプサイトは広いから、どこにテントを立てても大丈夫。
僕たちが泊まった日は、ほかにはキャンピングカーとキャンピングトレーラーの2台だけだったよ。
シャワー

シャワーはトイレの奥に1個設置してあって、鍵付きで温水も出るし、意外と快適にシャワーを浴びることが出来たよ。
トイレは水洗トイレで3つ設置されていて、トイレットペーパーもしっかり用意されてたよ。
キッチン

キッチンといってもコンロ付きのBBQ台とテーブル・椅子が置いてあるくらい。
水道はキッチンの外にあるけど暖かい水は出なかったよ。
BBQ台のコンロはチャッカマンがないと火がつかなかったので注意。
僕たちはチャッカマンを持ってなかったので、他の宿泊客のおばちゃんに借りて使うことができたよ。(ガスを使う時は注意してね)
最後に
今回、たまたまキャンプサイトを探して見つけた、ハットリバー公国。
行かなければこの国の存在を知ることができなかったし、行ったことでまた違った世界を体感することができてとても良かった。行く機会があれば是非皆さんも足を伸ばしてみてね。