Hello! Honaです
パースはもう涼しくなって、夏も終わり・・・そんな季節、パース周辺にはファームジョブがない!
だからこの頃になると西オーストラリアで働いていた人たちがみんなファームジョブを求めて北上するんだとか。
私たちもファームジョブを探しに、カナーボン(Carnarvon)という、パースから900km北に位置するファームの町に行ったよ!
ファーム探しの準備
カナーボンのファームジョブはネットには転がってないから、コネも何もない人は直接ファームのオーナーさんに突撃するのが主流。
私達はパースを出る前に突撃用のレジュメを作ったよ。2人一緒に雇って欲しかったから、2人分を1枚にまとめた。作って満足して印刷するのを忘れちゃったんだけど、印刷はカナーボンの図書館(1枚40セント)で出来たから現地での作成でも大丈夫だよ!
あとはファームのある地域って、基本的にど田舎であまりお店がない。Kマートもなかったからファーム用の服や手袋、靴もパースを出る前に用意してから行くよ。
ちなみに私たちのファーム用の靴はタスマニア産のブランドストーン。とんでもなく便利だからおすすめ!!
ファームが集まっている場所
4月末にカナーボンについた私たち。
早速、ビジターセンターに行ってお姉さんにファームがある地域を尋ねると、地図を渡されてこの辺だよって説明してくれた。慣れていたから、本当にたくさんのワーカーが仕事を求めて来てるみたい。
説明されたその場所はというと、「North River Road」と「South River Road」
この2つの通りはファーム地帯。お姉さんに「ファームに「No work」と書かれたボードが置いてあったら、そこは入らないようにね」って言われた。ワーカーは今はいらないって事だからって・・・
仕事探し
ビジターセンターを出た私たちは意を決してファーム地帯へ。
バナナファームが多い印象。

ゆっくり車を進めていたらお姉さんのいう通り、入り口に「No work」やら「No job」の文字が・・・!

これを置いてないファームを狙って、人がいたら突撃!!見つけたオーナーさんらしき人に勇気を振り絞って声をかけてみたよ。
Hello, sorry for disturbing you, we are looking for a job...
Sorry no job at the moment... until June...
Got it, can I just give you our resume? Please feel free to contact me when you need a worker.
Sure
とまあ、どこに行ってもこんな感じで断られてしまう・・・
私達が今まで働いて来た、すごく大きなファームとかはなくて、ハイシーズンに雇っても10人程度くらいのようなファームが集まっている感じ。ファームだらけと聞いていたけど、想像よりたくさんある印象でもなかった。
ファームのシーズン
そんな感じでとにかく人がいれば突撃していたわけだけど、声をかけたファームオーナーの皆さんに、「6月や7月ならハイシーズンで仕事があるんだけどなあ」と言われてしまったの。カナーボンが名産地でもあるバナナやマンゴーは12月からがシーズンなんだとか。
シーズン間違えて来ちゃう人いるんだよねっとまで言われたよ。
正直、仕事探しする前は、もっと冷たい感じで断られたりするのかなと心配していたけど、ほとんどそんな扱いをする人はいなかった。声をかければ話を聞いてくれるし、応援してくれる人までいるから、そのうちビビらずに声をかけられるようになってた!
とはいえ、確かにどこのファームを見ても働いている人があまりいなかったし、作物もまだ育ってない感じ。私たち、シーズン間違えちゃった感が満載だったww
こうして3日間は、同じ事の繰り返し。最終的には、「No work」ボードが置いてあっても人がいればとりあえず声をかけたり・・・「No work, No enter, Beware the dog, No backpackers」などと色々書かれているところは流石に圧を感じるので遠慮したけどw
そんな中、日本人を好んで雇っているというファームが2箇所あったの。1つはマンゴーファームで、アコモデーション付き。12月からは休みなく働いて1日200ドル以上は稼げると言ってたよ。でもマンゴーは・・・日本人は体に合わなくてアレルギー発症しちゃう率がかなり高いらしいから、条件が良いだけにかなり残念。
もう1つは複数を野菜を育てている感じ。日本人しか雇わないんだと言っていたおしゃべりなおばちゃんには6月に来てほしいと言われちゃった。
漁師の仕事
もう諦めてパースに帰ろうかと2人で話していたところ、泊まっていたキャラバンパークで働いていたフランス人の男の子が、港に行ってみたら、と言ってくれたの。
彼はカナーボンに来た時はカニを採る仕事をしていたのだそう。収入はカニの取れ高だから全くない日もあったけど1日で700ドル稼げた時もあるんだとか!力仕事だから男の人しか出来ないけど、その会社のパッキングのような仕事もあると教えてくれた。パッキングは中国人を中心に雇っているそうで、日本人もいけるんじゃないかと!
これでダメならパースに帰ろうという事で、最後の悪あがきでそのオフィスに突撃してみた。
しかし・・・
ここもダメでしたw 5月末からなら仕事あるけど、漁師の仕事との事。
他にも港にはちょこちょこ漁業の会社があるようだったから、興味ある人は突撃してみると良いかも!
諦めてパースへ
こんなに仕事がないとなんだか精神的に不安定になったよw
カナーボンまでの道のりは久しぶりのロードトリップでめちゃくちゃ楽しんでいたのに。
終いにはだいちが「もうダメだ、日本に帰る」とか、全然らしくない事を言い出して・・・
この珍しいマイナス発言の要因は彼の中での色々な葛藤があったみたい。
2人で話し合って決めた道。
だいちはフィリピンへ語学留学、私はパースでファームシーズンを迎えるまでシティジョブ。
ずっと一緒にいるとお互い頼ってしまったり、グダグダしてしまう場面が多くて。とりあえずお互い1人になって自立しよう、って話し合って決めたんだ!
私達は私達の人生の方向性をまだ探している最中だからね。
というわけで、カナーボンでは結局ファームジョブを見つける事が出来なかったけど、ここまで何もかもうまくいっていたオーストラリア生活に課題を与えてくれたのだと思う。
待っていても何も起きないから冒険したいなら自分で踏み出さないといけないし、努力して成長するからこそワクワク出来たり楽しめたりするんだよね。
余談だけど、カナーボンには観光スポットがなくて、唯一、この線路みたいな橋が素敵でしたw
